7月30日(土)午前10時から、戦争を語り継ぐをテーマにふれあい子ども講座を行いました。
講師は梅山在住の近藤柳介さんです。
終戦前後、小学校3年生ごろのご自身の体験談をお話ししてくれました。
お友達が不発弾の爆発で亡くなったこと、軽便鉄道の駅で「ばんざい、ばんざい!」と出征兵士を送った同じホームで、戦死した家族のお骨を抱えて家路につく光景を見た時、子どもながらに複雑な思いにかられた…そんなお話を聞いた子どもたちも複雑な思いを感じたようでした。
お話のあとは、アニメ「ボクとガク」の視聴です。ボクとガク、そしておばあちゃんの交流がほほえましく心が温まる内容でしたが、たった一人の兄を爆撃で亡くしたおばあちゃんの話は、辛く悲しいものでした。
今年は戦後77年。戦争の体験者が少なくなるなか、戦争の時代の生活や様子を知ってもらい、戦争の悲惨さを次の世代に伝えたい、そういう思いから今年も開催した「戦争を語り継ぐ」。戦争を知らない世代も自分たちのこととして向き合う夏となりました。