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9月26日(日)に山名コミセンホールにて子供将棋教室の夏季大会を開催しました。
小雨の降る中、豆棋士が緊張の面持ちでぞくぞくと会場入りしました。
予選は総当たりを3回、成績上位者からベスト8を選出、その後はトーナメント戦で優勝を競いました。
1回戦。講師が抽選箱から2枚の紙を取り出し対戦相手を読み上げます。
ペアで着席。制限時間15分。
静まり返った会場に「・・・はじめ」声が響きます。
振り駒で先手後手を決めます。
「お願いします」の一声で一局がスタート。
小さな指に挟んだ駒をぱちっと。盤上をじっくり見つめています。二歩は禁じ手、気を付けて。
「負けました」
勝負がつくとペアで報告しました。悔しくても嬉しくてもクールに。
涙は自然に流れますが、気持ちを切り替えて次の対戦に挑みます。
3回対局を終え、全勝の3人と
2勝から5人がトーナメント戦へ。
時の運♪と実力!で勝ち抜いた精鋭たちの戦い。
ベスト4が決まり、いよいよ最終決戦。
講師所有の脚付きの分厚い木製盤と大きな駒、駒台が用意され、演台と畳表でしつらえた将棋決戦場で正座一騎打ち。
戦いを制したのは今井小学校5年生の鈴木君。
令和3年夏季大会優勝者の鈴木君には、駒形楯・表彰状・賞品が贈られました。
観戦していた一人が「ぼくもここで戦いたい」と将棋盤と分厚い座布団を見てポツリ。
新たな思いが芽吹いた瞬間でした。
相互の礼。緊張がほぐれると、みんないつもの笑顔で参加賞を手に解散です。
夏の暑さに負けない熱い戦いも無事終了しました。