袋井市コミュニティセンターホーム > 新着情報 >
7月2日(土)にエコパで出前ECO教室「エコパ ビオトープ学習」を行いました。
学級生7名が参加しました。
当日は30度近い暑さの中、まず、エコパ駐車場からビオトープを目指しスタートしました。
到着した「エコパふれあいの森」で、講師からエコパの生き物、日本の生き物について興味深い、面白いお話をたくさん教えていただきました。
最初に「葉っぱの鉄砲」で遊びました。
河川敷の土手にもある植物「クズ」の葉を少し揉んで柔らかくした後、片手にゆるいこぶしを作りその上に置き、もう一方の手のひらで上からたたきました。上手くできると「パチーン」と気持ちのいい音が出ます。
先生から「5回大きな音が出るまで」と言われ、何回もたたきましたが、なかなか音は出ず、手が痛くなった学級生もいたようでした。
次は日本の国蝶「オオムラサキ」です。エコパで大切に育てた成虫、さなぎ、幼虫を観察しました。
全員、見るのは初めてです。だいぶ?引き気味に、さなぎと幼虫に触り、感触を楽しみました。緑色のさなぎは、触るとブルブルと動きます。これはアリなどの外敵を振り払う行動で、緑色の葉っぱの様な形状も身を守る様になっていることを教えていただきました。
今度は、池の中の生物です。
前日、講師が池に設置した捕獲用の罠を引き上げました。中からたくさんの「アメリカザリガニ」とそれに交じり「モクズガニ」が3匹捕獲できました。
モクズガニは海で産卵をするので一生に何回もエコパと河口を行ったり来たりすること、モクズガニは食べると美味しい事、アメリカザリガニも美味しいらしいこと(講師談)を教わりました。
かわいそうですが、外来種のアメリカザリガニは処分します。モクズガニは少し毛のある手を触り、その後、池に戻しました。「長生きしてね!」
続いて「カエル」です。昔は家の床下(日本家屋)や山に住んでいたそうですが、最近はほとんどみられなくなった「ヒキガエル」です。
エコパの山に住んでいた、日本の在来種「アズマヒキガエル」を観察しました。オスのヒキガエルは小さな可愛い声で鳴きます。(池で、大きな声で鳴くのは外来種のウシガエルです)
のそのそと歩く姿と、つぶらな瞳が何となくユーモアがあって憎めない感じでした。
目の前にエサ(冷凍のバッタ)を置き、棒で動かすと長い舌でぺロリと飲み込みました。
産卵の季節になるとカエル合戦でオスがメスの背中にしがみつき強力な力で離れない様にカエルの手には、「抱きダコ」がついています。カエルを直接腕に乗せ「抱きダコ」を体験しました‥‥。
最後は、エコパで死んでいたイノシシの頭の骨やエコパで撮影された動物写真(野ウサギ・たぬき・日本カモシカ・キツネ・イノシシ・アナクマ等)からエコパでの生き物たちの生態を教えていただきました。
当日は、エコパにたくさんの生き物がいることを知ることができました。また実際に生物に触れることができた大変すばらしい日でした。
猛暑の中、講師の先生ありがとうございました。
ご参加された皆様、お疲れ様でした。