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12月8日(木)、立川流鬼瓦 鬼秀四代目 名倉 孝さんを講師にお迎えし、20人が家紋の置物づくりを体験しました。学級生は事前に自宅または生家の家紋を調べ、鬼秀さんにお伝えしてあったため、当日は全員分の型を持ってきていただきました。
そして、いよいよ家紋づくりに挑戦です。
粘土を肌の温もりが伝わるように両手で丸め、それを型に押し入れます。
「中心部はなだらかにへこむように」と鬼秀さんからアドバイスしていただき、ますます真剣に粘土と向き合う皆さんは皆無言です。
枠まわりに粘土を残さないように注意し、形よく収まったところで鬼秀さんに最終確認していただきました。
仕上げに竹串で自分の名前を書き込み、ついに型抜きです。
その瞬間、見事な家紋が現れるとあちこちで感嘆の声が上がりました。
学級生の作業はここまでで、後は窯元へ搬送され、初釜で焼かれた家紋が戻ってくるということで「楽しみだね」と話しながら解散となりました。
そして、1月中旬、ついに完成品が届きました。
どれも滑らかで美しく、皆大喜び。実は窯元に贈る前、鬼秀さんが一つずつ再確認して修正してくれたものもあったそうです。
作品はしばらく高南コミュニティセンター内に展示しました。
今回、地元に伝わる伝統の技と美しさに触れることができ、大変貴重な経験となりました。心よりお礼申し上げます。市内にある鬼秀さんの作品を改めて観に行きたいと思った学級生も多いようでした。