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高南プラチナ学級は、8月21日(木)に「三味線と踊りの芸術鑑賞会」を開催しました。三味線は 錦 博千寿 こと 太田 博美 さん、踊りは 花柳 幸智菊 こと小杉 のり江さん。学級生・その他合わせて40人が粋で艶やかな芸を堪能しました。
第一部は掛川祭りのお囃子。こちらのお囃子の特筆すべき特徴は、なんといっても横笛・太鼓だけでなく三味線が加わるところ。これは各地の祭りから消えてしまった花柳文化の色合いが未だに強く残っているからだそうです。
祭りの様々な場面でのお囃子を時間の経過とともに再現していただき、長唄にあわせての手踊り「奴さん」「木遣りくづし」などもご披露いただきました。
また、私たちの地元 高南地区で笛吹きとしてご活躍中の矢内 英直さんにも加わっていただき、音合わせの時間もない中、すばらしい祭り囃子となりました。
第2部は「さのさ」「ちゃっきり節」「祇園小唄」など、私たちも聞いたことのある唄での踊りです。唄も踊りも艶やかで、その中に、きりりとした強さも感じることができました。鑑賞している私たちの背筋も自然と伸びる感覚です。
第3部は寄席囃子。落語家が高座に上がる際にかかる様々な出囃子をご披露頂きました。落語家によって出囃子が決まっていることや三遊亭 円楽 師匠 だけは代々同じ曲を使うことなど、演奏の合間に挿んでいただくお話も大変興味深いものでした。
そして最後は祭りの最終日に踊るという「かっぽれ」でにぎやかに幕を閉じました。涼やかな着物姿と粋な三味線と踊りの舞台を堪能させていただいき、その時間だけは暑さも忘れ、日本の伝統芸能の一端を肌で感じることができました。掛川祭り、一度は見てみたいですね!