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永井さんから「おはようございます」「ありがとう」などの手話を教えていただき、ご自身が手話を操るようになった経緯などをお話くださいました。
聴覚障がいを負ったことはとてもつらいことだったけれど、そこから手話を学び、まわりとのコミュニケーションを結んでいったというお話を手話で伺うと、通訳士の金原さんの快闊な声もあいまって、聴いている学級生の心も熱くなりました。
そして何より永井さんのにこやかな表情がとても印象的。そもそも手話は相手の目を見て表情も込みで交わすのが大切なのだそうです。例えば「大丈夫ですか?」と相手を気遣うのも、「大丈夫だよ!」と答えるのも手話の表現は全く同じ。違いを出すために、表情をつけて首をかしげたり、うなづいたり。皆で一緒に挑戦してみました。
学級生数名が、それぞれの苗字の表現を教えてもらい、みんなの前で「私の名前は〇〇です。」と手話を披露した。
特に盛り上がったのが「渡邊さん」。難しい字に反して、胸元でふわふわの綿を表し、両手でお鍋を形を作るだけ。意外な表現に一同びっくり、そしてその分かりやすさに納得の声。
手話に抱くハードルがだいぶ低くなった瞬間でした。
お別れの際、「手話を使う・使わないに関わらず、お互いに顔や目を見て相手を思いやって接することが、コミュニケーションを取る上で大切なことだと思います」と永井さん。
みんなで「ありがとう」「また会いたいです」と手話で永井さんと金原さんをお見送りしました。
帰り際に「テレビで手話講座やってるよね」「今度の歌の会、手話で挨拶してみようかな」などと話す姿があちこちに。